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全身鍼灸施術(はり・きゅう)

鍼灸を受けるメリットとは? ~病気を回復させ、病気にならない体を作る~

実にさまざまな症状に有効な鍼ですが、実際に受けられる方は少ないのが現状です。
日本人の5%前後しか鍼灸を受けたことがないという統計データもあるそうです。

たとえば鍼。

痛くはないのだろうか。
血が噴き出て止まらないのではないか。
副作用があるのではないか。

等々、いろいろ不安に思われるのかもしれません。

見た目やイメージと違い、実際の鍼は痛くありません。
わたし自身、毎日毎晩、セルフケアの一環として自分の体に鍼を打っています。
鍼が痛ければ毎日毎晩、打てません。いくら体によくても、打ちたくないです。

治療中、気持ちよくて眠ってしまう方、頭がスッキリされる方も少なくありません。
はりねずみのハリー鍼灸院では、少なくないというより、ほとんどです(みなさんお疲れなのですね)。

どうして、鍼は痛くないのか?

痛みを感じるのは、痛みを感じる神経細胞(感覚神経)が刺激されるからですが、全身くまなく感覚神経が張り巡らされているわけでもなく、お尻や腰など、場所によっては感覚神経の分布がずいぶん疎らで、鈍いのです。

鍼先が感覚神経に当たったときは「ピリッ」とした痛みが一瞬走りますが(その場合はすぐに抜きます。痛いだけで無益です)、特に肩からおしりにかけての「体幹(たいかん)」で、鍼を打つたびに神経細胞に当てるのは至難の業です。

(手の指先や足の裏なら割と簡単に感覚神経を刺激することができ、それを利用してその部分に集中的に鍼を打つ治療をする先生もいますが、わたしはそういう治療はしません)

その「思ったよりも痛くない」鍼を受けることで、次のような「いいこと」があります。

・(マッサージよりも)筋肉損傷・疲労の回復が早い
・自律神経系、免疫系、内分泌系(ホルモン系)が連動してはたらき、代謝がよくなる上、病気になりにくい体になる
・リラックスでき、痛みが緩和される(エンドルフィンやエンケファリンといった痛みを和らげる物質が分泌されることが実験で分かっています)

また、

「今ここで自分が倒れるわけにはいかない」
「忙しさにかまけて自己管理がつい後手に回ってしまって内心焦っている」
「週に2-3回鍼灸院に通うほど時間的に余裕がない」
※たとえば整骨院やクリニックの場合、ほぼ毎日通うように指導される場合があります。

そんな方には

(疾病予防・健康増進)やアンチエイジングに、鍼治療はとても有効である

ことを申し上げたいと思います。
鍼治療は最も安全で費用対効果の高い自律神経のトレーニングです。

***

鍼のことばかり書きましたが、お灸も、もちろん有効です。
冷え性ばかりではなく、いろいろな疾患に効果があります。
特に婦人科疾患(不妊、生理不順、更年期障害など)、消化器疾患、内分泌性疾患などに威力を発揮します。

当院は輻射熱で体を温めるタイプのお灸を使うので、やけどの痕は残りません。

「体を温めるだけなら、赤外線の照射や温泉治療(湯治)の方が効果的では?」

というご質問をいただきます。
確かに、ただ体を温めるだけなら、赤外線照射の方が手っ取り早いです。
ただ、赤外線は刺激量が過剰になりやすく、ぐったりしてしまうときがあります。

また、患者さまと刺激量を確認しながら施術するので、リアルタイムで刺激量を微調整できる点でも、お灸の方が便利です。

鍼は痛くありませんか? お灸は熱くありませんか?
当院が使う鍼は直径0.20mm。髪の毛の太さ2本分くらいです。
場所によっては「本当に鍼を打ったんですか?」と疑われるくらい、無痛であることも多いです。
なお、当院では、1回治療が終わればすぐに医療用廃棄物として処分する滅菌済みディスポーザブル鍼(使い捨て用の鍼)を使いますので、感染症にかかるリスクはありません。
安心して施術を受けられます。

当院が使うお灸は、皮膚を直接焼くタイプではなく、輻射熱で患部を温めるタイプです。
(ご希望の方には「皮膚を直接焼くタイプ」のお灸をすえます)
気持ちいいので、ぜひ一度受けてみてください。

鍼灸治療はどんな病気に効くのですか?
鍼灸は「何となくだるい、しんどい」という不定愁訴・不快感に効きます。
「目・肩・腰」の不快感はもちろん、自律神経失調症やアレルギーの改善、不妊治療などにも有効です。末梢性の顔面神経麻痺(ベル麻痺)、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛なども。

ちなみに

WHO(世界保健機関)が鍼灸治療の有効性を認めている疾患は、次の通りです。

1. 神経系疾患
 神経痛、神経麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、自律神経失調症、頭痛、めまい、不眠、神経症、ノイローゼ、ヒステリー

2. 運動器系疾患
 関節炎、リウマチ、頸肩腕症候群、頸椎捻挫後遺症、五十肩、腱鞘炎、腰痛、外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

3. 循環器系疾患  
 心臓神経症、動脈硬化症、高血圧症、低血圧症、動悸、息切れ

4. 呼吸器系疾患
 気管支炎、喘息、風邪及びその予防

5. 消化器系疾患
 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)、胆嚢炎、肝機能障害、肝炎、胃・十二指腸潰瘍、痔疾

6. 代謝内分泌系疾患
 バセドウ氏病、糖尿病、痛風、脚気、貧血

7. 生殖・泌尿器系疾患
 膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、腎炎、前立腺肥大、陰萎

8. 婦人科系疾患
 更年期障害、乳腺炎、白帯下、生理痛、月経不順、冷え性、血の道、不妊

9. 耳鼻咽喉科系疾患
 中耳炎、耳鳴、難聴、メニエル氏病、鼻出血、鼻炎、蓄膿、咽頭頭炎、扁桃炎

10. 眼科系疾患
 眼精疲労、仮性近視、結膜炎、疲れ目、かすみ目、ものもらい

11. 小児科系疾患
 小児神経症(夜泣き、かんのむし、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)、小児喘息、アレルギー性湿疹、耳下腺炎、夜尿症、虚弱体質の改善

ですが、ここに挙げられていない疾患は効果が望めないということでは決してありません。
体のことで何かお悩みであれば、お気軽に当院までご相談ください。

ハリー鍼灸院について

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